2020.11.25
しそをひと巻き、鹿角の漬物。ひとくち食べれば、故郷が浮かぶ。
コロナ禍という言葉を、何度も目にし、耳にした。今年は「なかなか地元に帰れない」「地元を離れた家族に会えない」そんなやるせない気持ちを抱いている人が多いことだろう。大切な家族に「帰っておいで」という言葉が掛けられない、そんなことが起きるなんて誰が想像しただろう。
ふるさとを思い出すとき、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。人の顔、景色、匂い…。大好きなふるさとの食べ物。たとえば、鹿角なら「しそ巻大根」がそのひとつではないだろうか。設立から48年、伝統のしそ巻漬物を作り続けている「あらとまい農場」の米田久美子代表にしそ巻大根についてお話をうかがった。
「もともとは甚兵エ川原という集落で作り始められたものといわれています。山子たちに親しまれてきた保存食のひとつですね。地元産を中心に、大根やしそを自社で加工、製造しています。お茶請けやご飯のおかず、お酒のおつまみにと地元を中心に親しまれています」。
しそ巻大根など漬物のほとんどが地元での需要だという。今だからこそ、遠く離れた友人や家族に贈ってみてはどうだろう。心に寄り添う贈り物になるはずだ。今こそ、鹿角を贈ろう。
創業以来、鹿角の伝統の漬物を作るあらとまい農場のギフトセット。ご紹介した「しそ巻大根」の他に「しそ巻あんず」と「しその実漬」のしそモノ3点セット。またヘルシーな玄米ご飯が楽しめる「催芽こまち」も含まれている。
あらとまい農場
秋田県鹿角市花輪字新斗米50番地
☎0186-25-2243
http://www.aratomai.jp/