2020.10.30
こんにちは、たんぽ小町ちゃんなの。鹿角ではおいしい桃が実るのよね。鹿角名物「かづの北限の桃」。小町も久しぶりに桃の農家さんを訪ねてみたくなったの。
「はじめさん、こんにちは〜」。
「おお、よくきた小町ちゃん」。
はじめさんこと佐藤一さんは、鹿角の桃づくりのリーダー的な存在なの。今日は何をやっているんですか?
「普段かづの北限の桃として出しているのとは違うんだけどな、〈夏乙女〉とか〈なつっこ〉っていう品種をさなんでる」。 【さなんでる】っていうのは、触っているとか扱っているとかいう意味。鹿角の人がよく使う方言ね。
「鹿角ではあまり育ている人はいねえんだけどな、〈あかつき〉とか〈川中島白桃〉だけに集中してしまうと、時期も重なってしまうし、バランスが悪いことがあるから、品種のリレーっていう意味でもな、いろいろ試しているんだ」。
ああ、研究をし続けているんですね。続けるって、素敵。
「もともと30年前まではりんごだけだったからな、桃だってチャレンジだったよ。だんだんかづの北限の桃も有名になってきたけどな、時代も変わっていくから、トライは続けねばな」。
ですよね。そういうトライが鹿角の未来を明るくするのよね。忙しい時にこういう話が聞けると、とっても元気が出るわ。りんごの話ももっと聞きたい。小町もがんばろうっと。